国立病院

国立病院は家から一時間くらいの場所。

紹介された科は物忘れ外来などをしており、高次脳機能障害を扱うらしい。
それほど待つことなく診察室に呼ばれた。

しかし、そこにいたのは医師ではなく作業療法士
医師は在宅訪問中でまだ来ていない。

今までの経緯を話す中で、精神科のほうで色々テストをしたけれど記憶のテストが抜けてるとのことで私の目の前で記憶のテストが始まった。

始めに、このかたの名前は『コミヤミチコ』とカードを見せ、最後にもう一度聞くといった感じのテスト。
その間に様々な行動や言葉のテストがあり、できないこと(今言われたことを忘れてること)がたくさんあることがわかった。

これだけでも十分障害手帳の申請ができますと言われた。

今まで精神科に通った際、夫が一生懸命「財布がないないと探して、交番にも行ったのに『その手に持ってる物は何?』と警官に言われて見ると、自分の手には財布があった」とまるでギャグマンガのような話を訴えていた。

私は、薬の副作用でボーッとしてたまたまの出来事だと思っていただけに、実際に記憶力が低下をしている夫を目の当たりにして、まさかとは思っていたが軽い衝撃だった。

そうしているうちに、在宅訪問していた医師と初対面。
夫の言動や身体などを診て、「恐らく脳に異常があるね」と。「パーキンソンの疑いがあるかもね」と。
パーキンソンなんて夫に対して初めて聞く言葉だった。

「とにかく検査をしてみないとね」と。その日はロゼレムという薬を処方され、検査の予約をして終わった。


後日、まず脳波の検査。

そしてまた別の日に、スペクトという脳の血流や動きを見る(脳シンチとも言ってた)検査とMRI
その日のうちに、検査結果のための診察となった。